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避難勧奨地点住民、東電に補償求める要望書

2011年7月25日 21:38
避難勧奨地点住民、東電に補償求める要望書

 福島第一原子力発電所事故の影響で局地的に放射線量が高い「特定避難勧奨地点」に指定された福島・伊達市の住民が25日、東京・千代田区の「東京電力」本店を訪れ、補償などを求める要望書を手渡した。

 東京電力本店を訪れたのは、特定避難勧奨地点に指定された伊達市の上小国地区と下小国地区の住民代表者5人。住民側は、速やかな補償や除染活動などを求める要望書を東京電力・広瀬常務に手渡し、風評被害についても早急に対策を取るよう求めた。また、「特定避難勧奨地点に指定されても東京電力関係者は誰も来ず、誠意がない」などと東京電力の対応を批判した。

 これに対し、広瀬常務は「まずは原発事故をしっかり収束させ、補償や除染活動についても一生懸命あたっていきたい」などと述べた。