台風６号は珍しく、上陸した後に太平洋側を南下し、大型の勢力を維持したまま伊豆諸島南部に接近している。

　東京・八丈島では２１日午前９時５０分に最大瞬間風速１８メートルを観測し、海岸には高波が押し寄せている。台風６号は２１日午前１０時現在、八丈島の南約２２０キロにあり、時速約２５キロで南東に進んでいて、さらに南下した後、２２日からは再び北上を始め、２４日にかけて東北地方の沖合へ進むと予想されている。このため、関東や東北の東日本大震災の被災地では、波の高い状態が週末まで続く見込み。