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汚染肉牛10頭出荷、仙台市が調査を開始

2011年7月15日 14:51
汚染肉牛10頭出荷、仙台市が調査を開始

 福島・浅川町の農家で、国の暫定規制値を超える高濃度の放射性セシウムを含んだ稲わらを餌として与えた肉牛が出荷されていた問題で、10頭が出荷されていた宮城県では、15日朝から仙台市による調査が始まっている。

 市によると、10頭は5月から7月にかけて、市内の食肉処理場で競りが行われた後、2頭については市内の2つの食肉卸業者の他、東京都や山形県などの業者に販売されたことがわかっている。

 残りの8頭については流通経路がわかっておらず、市の食肉衛生検査所は15日朝から食肉処理場に残された競りの伝票などを調べるとともに、卸業者から話を聴くなどして流通経路の解明を急いでいる。