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2号機冷却設備に不具合、プール温度が上昇

2011年7月15日 13:50
2号機冷却設備に不具合、プール温度が上昇

 「東京電力」は15日、福島第一原子力発電所2号機の使用済み燃料プールの冷却設備に不具合が見つかり、プールの温度が上昇していると発表した。

 2号機の使用済み燃料プールは、5月末から水を循環させて冷却しているが、東京電力によると、15日朝、水を冷却する設備に不具合が見つかった。このため、14日午前5時に36℃だったプールの温度が15日午前5時には40℃に上昇したという。

 また、放射性物質を含む汚染水を浄化して原子炉の冷却に使う「循環注水冷却」について、流れる水の量が予定の約7割に低下しているため、15日午前5時過ぎにシステムを一時停止した。

 東京電力は、これらのトラブルの原因を調べている。