東日本大震災の被災者支援を柱とする１１年度第２次補正予算案の審議が１５日、国会で始まった。

　第２次補正予算案は総額約２兆円で、「東京電力」福島第一原発事故の対応と、被災者が抱える「二重ローン」問題の対策費が柱となっている。

　自民党・山本公一議員「菅首相は、今回の補正予算の規模が適正であり、被災地の復旧・復興と被災地域の皆様にとって、国として十分な対応を取っていると胸を張って言えるのか。また、何故、今回の補正規模が２兆円なのかについての根拠も併せてお答えをいただきたいと思う」

　菅首相「被災者支援経費等、当面の復旧対策に万全を期すために必要な経費を計上した結果であります。当面、緊急に対応すべき経費を盛り込んだ予算であり、早期の成立をぜひにお願い申し上げます」

　第２次補正予算案は、菅首相が挙げた退陣の３つの条件の一つで、２２日に成立する見通し。