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やらせメール、九電が社内調査の報告書提出

2011年7月14日 19:20
やらせメール、九電が社内調査の報告書提出

 玄海原子力発電所(佐賀・玄海町)の運転再開をめぐる「九州電力」の「やらせメール」の問題で、九州電力・日名子副社長が14日午後、資源エネルギー庁を訪れ、細野長官に社内調査の結果をまとめた報告書を提出した。

 報告書では、当時の段上副社長ら上層部が、“番組の周知”を行うよう部下の部長に指示し、さらにその部長から指示を受けた社員が社内や協力会社に対し、賛成のメールを投稿するよう依頼したとしている。

 細野長官「こういったこと(やらせメール)は許しがたいことと言わざるを得ない。こういう結果を招来させるということについて、認識が関係者に欠落している」

 報告書では、コンプライアンスの徹底など10項目にわたる再発防止策を掲げている。一方、会長と社長の進退については触れなかった。