×

汚染水処理システム 稼働率目標を引き下げ

2011年7月14日 1:33
汚染水処理システム 稼働率目標を引き下げ

 「東京電力」は、福島第一原子力発電所の放射性物質を含む汚染水の処理システムについて、稼働率を、当初目標としていた80%から70%に引き下げることを発表した。

 汚染水の処理量は12日までの1週間で計6130トンとなり、汚染水処理システムの稼働率は先週より低い73%にとどまった。汚染水処理システムは、13日までの4日間で3回停止するなど、トラブルが相次いでいるため、稼働率が低下している。

 13日も、フランスの原子力大手「アレバ」の装置で薬液を注入するホースの継ぎ目から液体が漏れているのが見つかった。

 こうしたことから、東京電力は、今月の稼働率を当初目標としていた80%から70%に引き下げることを決めた。来月には、新たな処理装置を導入するなどして、稼働率を90%に引き上げる計画。