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北朝鮮・金総書記、中国副首相らと会談

2011年7月13日 13:46

 北朝鮮・金正日総書記は12日、中国・張徳江副首相らと会談し、「両国は半世紀にわたって多くの分野で互いに協力しあった」と述べ、中朝関係の重要性を強調した。

 金総書記は12日、中国と北朝鮮が有事の際に相互に軍事支援を行うことを定めた条約が締結から50年を迎えたことを祝うために北朝鮮を訪問している張副首相らと会談した。朝鮮中央通信によると、金総書記は「両国は半世紀にわたって互いに支持、協力しながら親善の力を全世界に誇示した」と述べ、条約の意義を強調した。会談には金総書記の三男・正恩氏も同席していて、中国との緊密な関係を後継者に引き継ぎたい狙いもあるものとみられる。

 一方、北朝鮮との条約について、中国外務省の報道官は、軍事支援が今も有効なのかについて具体的な言及を避けるなど、両国間の温度差が目立つ形となっている。