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高校野球福島大会が開幕、球場の線量測定も

2011年7月13日 12:54

 福島県で13日、全国高校野球選手権福島大会が開幕した。今年は福島第一原子力発電所事故の影響で、球場の放射線量を毎朝測定する。

 郡山市の開成山野球場では、13日午前6時半から日本高校野球連盟の役員がホームベース付近やベンチ前、客席など5か所の放射線量を測定した。測定結果は毎朝球場に貼り出され、13日は最大でも毎時2.2マイクロシーベルトと基準の毎時3.8マイクロシーベルトを下回ったため、開催となった。

 開会式は、放射線を考慮して入場行進を簡素化し、87チーム・89校の選手たちが堂々と行進した。この後、福島市の学法福島高校の塩瀬龍主将が「まだまだ困難は続くが、勝ち負けの枠を取り払い、この夏を日本一暑い夏にします」と選手宣誓した。

 福島大会の決勝は27日の予定。