×

汚染牛肉の流通、12都道府県に

2011年7月13日 12:21
汚染牛肉の流通、12都道府県に

 福島・南相馬市の畜産農家が出荷した牛から国の暫定規制値を超える放射性物質が検出された問題で、この農家から出荷された6頭の牛の肉が秋田県、千葉県、兵庫県でも流通していたことがわかった。これで計12都道府県で流通していたことになる。

 これを受け、横浜市は12日、市立の小学校と保育所で牛肉を給食に使うことを当面控えると発表した。不安を抱く保護者に配慮して決めたという。

 市内の保育所では今月の献立に牛肉を使うメニューはないということだが、来月の献立からは当面の間、福島県産など7県の牛肉は使用しないという。

 また、市内の小学校の給食では、夏休み前の緊急の処置として11日から全ての牛肉の使用を控えている。横浜市に入荷された牛肉を先週末に検査した際には国の暫定規制値を超えたものはなかったが、市は今後も検査を続けるという。