関西地方では、今月１日から「関西電力」の要請による節電が始まっているが、「ＪＲ西日本」など鉄道各社が、間引き運転について今月中の実施を見送る方針であることがわかった。

　関係者によると、今月１日から始まった節電要請で一定の効果が出ていることから、関西電力は鉄道各社に対する間引き運転を見越した節電要請について当面、先延ばしする方針を固めたということで、関西電力の幹部が１３日午前にＪＲ西日本を訪れ、直接説明を行っている。この方針により、これまで鉄道各社は早くて今月１９日から間引き運転を実施するよう準備を進めていたが、事実上、月内の実施は見送られることになる。

　関西電力では、１１基ある原発のうち４基が定期検査で止まっていて、来週にも新たに２基が定期検査に入る予定。