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拉致被害者家族会、米国務次官補と面会

2011年7月12日 11:23

 北朝鮮による拉致被害者の家族らが11日、アメリカ・ワシントンを訪問し、キャンベル国務次官補との面会で、北朝鮮への食糧支援を行わないよう求めた。

 拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表らは11日、キャンベル次官補と面会し、「北朝鮮と安易に付き合うべきではない」として、アメリカ政府が再開を検討している北朝鮮への食糧支援について、行わないよう求めた。これに対し、キャンベル次官補は「慎重に検討している。むやみに支援を行うことはない」と応じたという。

 会談後、飯塚代表は「北朝鮮に対する制裁の問題などについても、簡単には支援しないぞという意気込みが感じられました」と述べた。

 飯塚代表らは今週いっぱいワシントンに滞在し、政府高官や有力議員に拉致問題解決への協力を直接求めることにしている。