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セシウム汚染牛、愛知県で3キロ消費される

2011年7月12日 13:26
セシウム汚染牛、愛知県で3キロ消費される

 福島・南相馬市の畜産農家が出荷した11頭の牛から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題で、愛知県では、同じ農家から出荷された牛肉のうち、約3キロが消費されていたことがわかった。

 流通していたのは愛知県内の焼き肉店1店で、愛知県によると、福島県の農家が出荷し、放射性セシウムが検出された牛とは別の牛のバラ肉5.9キロを今月2日に入荷したという。このうち3.15キロはすでに消費されたという。この牛肉は、静岡市が11日に検査して国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された牛肉と同じものだった。

 愛知県は「ただちに健康に影響を及ぼすものではない」としているが、残った肉を客に提供しないよう店に伝えたという。