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上半期のビール類出荷量、過去最低を更新

2011年7月12日 15:32
上半期のビール類出荷量、過去最低を更新

 11年上半期のビール類の出荷量は、東日本大震災の影響もあり、過去最低を更新した。

 12日朝に発表された11年1~6月のビール類の出荷量は、大手5社合計で前年同期比3.5%減の2億32万ケースとなり、2年連続で過去最低を更新した。震災が発生した3月には、ビール工場が被災し、生産体制に影響が出たことや全国的な自粛ムードで飲酒が控えられたことなどから、単月でみると前年同期比で10.9%減る結果となった。

 倹約志向の高まりから価格の安い「第3のビール」への嗜好(しこう)の変化が加速し、前年同期比で3.2%増える結果となった。

 夏本番を前に、メーカー各社は被災した工場の復旧を急ぐなど本格的なビール商戦に備えている。