「地震で橋崩落」想定し、帰宅訓練
首都圏で大地震が起き、橋が崩落して家に帰ることができなくなる「帰宅困難者」が多く発生することを想定し、7日、警視庁と埼玉県警などが合同で訓練を行った。
訓練が行われたのは、東京都と埼玉県の境を流れる荒川の河川敷。地震で戸田橋が崩落したことを想定し、帰宅困難になる住民を水上バスで対岸に運ぶ訓練が初めて行われた。
東日本大震災では、帰宅困難者が戸田橋にあふれるような状況があった。警視庁志村署・込山仁已署長は「震災が発生したときに戸田橋が渡れない状況になれば、水上バスを活用して渡河したい」と述べた。
訓練には約80人の地元の住民らが参加し、「想定以上の震災が起きた場合にどう対応すればいいのか知ることができた」などと話していた。