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野党が任命責任追及、菅首相「責任は私に」

2011年7月6日 11:13
野党が任命責任追及、菅首相「責任は私に」

 空転が続いていた延長国会が6日朝、2週間ぶりに正常化した。衆議院予算委員会の集中審議では、松本前復興相の辞任について、自民党・石原幹事長らが菅首相の任命責任を追及している。

 石原幹事長「(松本前復興相が)就任9日後に暴言を吐いて辞任した。国民はどう見ているか。(東日本大震災で)被災された方々はどう感じているのか。『菅内閣は政権の体をなしていない』と断言せざるを得ないと思っている」

 菅首相「(松本前復興相について)被災地の皆さんに大変申し訳ない発言がありまして、その点について私からもおわび申し上げます」

 また、菅首相は6日午前の委員会の答弁の中で「松本前復興相本人も反省しているし、辞任は残念だ。任命責任は私にある」と述べ、自らの任命責任を認めた。その上で、菅首相は「復旧・復興に向けて、これからもやらなければならないことは、担当している限りやっていく」と述べている。

 一方、5日に就任した平野復興相は「松本前復興相の『被災地域・被災民の気持ちを大事にしろ』という気持ちをしっかり受け継いで、一日も早い復興・復旧に努力したい」と述べ、新大臣としての決意を示した。