アフガニスタンでのテロとの戦いなどを指揮したアメリカ・ゲーツ国防長官が先月３０日、任期を終え、退任した。

　首都・ワシントンでは先月３０日、ゲーツ氏の退任式が行われた。ブッシュ前政権から４年半にわたって国防総省のトップを務めたゲーツ氏は、アフガンでのテロとの戦いを指揮するなど、その功績がたたえられ、オバマ大統領から、文民に与えられる勲章の中で最高位の大統領自由勲章を授与された。

　勲章の授与を知らされていなかったゲーツ氏は「大統領は秘密作戦を行うのが上手ですね」と、国際テロ組織「アルカイダ」のウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した秘密作戦にちなんだ冗談で驚きを表した。

　後任には、アメリカ中央情報局（ＣＩＡ）長官のパネッタ氏が就任する。