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中国版新幹線を公開、「独自開発」と主張

2011年6月27日 15:40
中国版新幹線を公開、「独自開発」と主張

 中国の北京と上海を結ぶ高速鉄道(中国版新幹線)が30日に開業するのを前に27日、外国メディアに公開された。

 中国版新幹線は最高時速300キロで、中国の2大都市、北京~上海(1318キロ)を最短4時間48分で結ぶ。開業する30日は、中国共産党の創立90周年の前日にあたり、技術力を内外にアピールする狙いがあるものとみられる。

 北京~上海の運賃は、一番高価なビジネス席が1750元(約2万2000円)で、座席がフルフラットになる他、テレビモニターもついている。また、1等席が935元(約1万5000円)、2等席が555元(約7000円)となっている。

 中国版新幹線はもともと日本やドイツの技術提供を受けて造られたが、最新の車両について中国鉄道省は、導入した技術を基に独自に開発したものだと主張、アメリカでの特許申請を進めていて、特許の侵害ではないかという指摘が出ている。