ひたちなか市から「いま、つたえたいこと」
東日本大震災、津波の被害、福島第一原子力発電所事故による風評被害などに悩まされている茨城・ひたちなか市の磯崎漁港で、被災者が「いま、つたえたいこと。」を聞いた。
◇茨城・磯崎漁港磯崎漁港協同組合 副組合長・岡部重信さん(70)
「私は岡部と申しますけれども、シラス専門、コウナゴ専門でやってたんだけど、今年はコウナゴがそういうわけで自主規制ということで、もう全然水揚げもなかったし。やっとこれ、シラスの漁がいくらか出てきたなと思ったら、まあ、風評被害で買ってもらえない。一日でも早く風評被害とか、コウナゴ、シラス。できれば補償を早くもらいたいっていうのが漁業者の考えですよね」
◇漁師・野沢哲さん(67)
「これからが稼ぎどきなんだ。値段が良くなればね。今、持ち直して良くはなってるんだよ。毎日捕って、毎日出て頑張るよ。がんばんなきゃ食っていけないから」
◇地元住民・田山正男さん(66)
「地元の田山っていうんですが、ちょいちょい、今までも震災前からも来てるし。だけど、震災後はやっぱり風評被害で、かなり遠のいて、だんだん、いくらかずつ、県外の方も来るようになったんで、これからいい時期になってるんで、もっとやっぱり来てもらいたいっていうのが地元の意向でしょうね。皆さんが来てもらった方が安心して我々も釣りができるっていう感じがしますね」