２３日の東京株式市場で、日経平均株価は４営業日ぶりに反落し、終値は前日比３２円６９銭安い９５９６円７４銭だった。

　アメリカの連邦公開市場委員会（＝ＦＯＭＣ）の声明を受け、アメリカ・ニューヨーク株式市場が下落した流れを引き継ぎ、東京株式市場でも朝方から売り注文が先行した。国内での材料が乏しい中、今期の業績予想が市場の予想を上回った自動車株の一部に買い戻しの動きが出るなどして、午後になって日経平均株価は前日の終値を挟んでもみ合う展開となった。しかし、前日に大幅に上昇したこともあり、利益確定の売り注文に押されて上値は重く、小幅に値を下げて取引を終えた。

　東証１部の売買代金は概算で１兆９９４億円、売買高は概算で１７億２６０３万株と低調だった。