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原子力安全委、施設の安全指針見直しに着手

2011年6月22日 21:55
原子力安全委、施設の安全指針見直しに着手

 福島第一原子力発電所の事故を受けて、原子力安全委員会は、津波で電源を失うことなどを想定していなかった、原子力施設の安全指針の見直しを始めた。

 原子力安全委員会は22日、事故後初めて安全指針の専門部会を開き、見直しに着手した。班目春樹委員長は「現在の指針には明らかな問題があり、これらを長く放置することは避けなければならない」と述べ、専門家の合意が得られた部分から随時、改訂する方針を示した。

 専門部会の下には「設計審査」と「地震・津波対策」の2つの小委員会を設けていて、来年3月末までに報告書をまとめたい考え。