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九州で激しい雨、大分や宮崎で崖崩れ被害

2011年6月19日 19:49
九州で激しい雨、大分や宮崎で崖崩れ被害

 梅雨前線の影響で、九州では所々で非常に激しい雨が降り、大分県や宮崎県では19日、崖崩れなどの被害が出ている。

 活発な梅雨前線が停滞し、九州では断続的に激しい雨が降っている。大分市で19日午前、高さ約30メートル、幅約10メートルにわたって崖が崩れているのが見つかり、土砂の一部が隣接する食品会社の倉庫を直撃した。当時、従業員らはおらず、ケガ人はいない。また、大分・玖珠町では、大きさが約2メートルの石が落ちたが、ケガ人はいなかった。

 宮崎・日向市の国道327号では、降り続いた雨で高さ30メートル、幅20メートルにわたって土砂が崩れ落ち、道路を塞ぐ被害があった。

 また、宮崎、鹿児島県境にある霧島山の新燃岳の周辺では、20日も再び一時間に60ミリの非常に激しい雨が予想されており、降り積もった火山灰による土石流への警戒が必要となっている。