×

福島の避難者が「いま、つたえたいこと。」

2011年6月14日 3:22
福島の避難者が「いま、つたえたいこと。」

 東日本大震災から約3か月。福島県内では、いまだ約5000人以上が避難所などで生活を送っている。避難者に「いま、つたえたいこと。」を聞いた。

 ◆福島・二本松市の城山第二体育館より

 ・浪江町から避難している青田明さん(58)
 「一番今言いたいことは、やっぱり定住できる住宅に入りたいですね。仮設とかじゃなくて、自分たち、これから何年になるかわかんないですけど、そこに住みたいと思っています」

 ・浪江町から避難している青田フミエさん(56)
 「今、何人かがどんどん出ていくんですけど、結局、どんどんみんなが出ていくと、残された私たちはすごく不安になっちゃうんですね。だから、今残っている家族は『みんなでがんばろうよ』とは言ってるんですけど、住むところ一番…県としても国としても原発としても、一番にみんなに考えてほしいと思います」

 ◆福島・猪苗代町のリステルパークより

 ・双葉町から避難している石井仲蔵さん(65)
 「いろいろな方の好意を今受けなければ、われわれとしてはこれから先、見通しが立ちません。そういった思いをですね、皆さん持っていると思いますので、ぜひ義援金の支出状況とか、その内訳をですね、使い道。そういったことを町民にわかりやすく、ぜひ説明をして頂きたいというふうに考えています」

 ・双葉町から避難している八橋誠さん(31)と海恋ちゃん(1)
 「子供もまだ1歳4か月なんですけれど、早く地元に戻りたいです。今、首相が辞めるとか辞めないとか言ってますけど、その前にこういう状況、早くなんとかしてほしいです」