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菅首相が岩手・釜石市視察 2次補正に意欲

2011年6月11日 19:04
菅首相が岩手・釜石市視察 2次補正に意欲

 東日本大震災の発生から3か月の11日、菅首相は津波で大きな被害を受けた岩手・釜石市を訪問した。

 菅首相は、釜石市の魚市場で、大震災が発生した午後2時46分、犠牲者に黙とうをささげた。また、ボランティアセンターやすでに180戸が入居している仮設住宅を視察した。

 今回の視察の背景には、震災復興にメドがつくまで続投するという菅首相の強い思いがある。11日も仙谷官房副長官が「菅首相が無理に頑張るのは本人のためにもよくない」と述べて、早期退陣を促す発言をしたが、当の菅首相は依然としてガレキの処理や仮設住宅入居にメドが立つ8月頃までの続投に意欲を示している。この日は第2次補正予算案の編成に強い意欲を示した。

 菅首相「現場の話を聞くだけでなく、聞いた中身を次の第2次補正(予算案)を含む政府の対策にしっかりと盛り込みたい」

 復興政策を迅速に進めるためにはどういう判断が適切なのか。菅首相のみならず、政治全体の信頼性が問われている。