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携帯電磁波に発がんリスクの可能性~WHO

2011年6月2日 8:30

 WHO(=世界保健機関)の「国際がん研究機関」は5月31日、「限定的ながら、携帯電話から出る電磁波が脳腫瘍などのがんを発症するリスクを高める可能性がある」と発表した。WHOが、携帯電話と脳腫瘍の関係を指摘するのは初めて。

 危険性の評価は5段階のうち3番目で、コーヒーを飲んだり、気化したガソリンを吸いこむのと同じレベルだとしている。WHOは、携帯電話を頭に近づける機会を減らすため、イヤホンを利用することなどを勧めている。

 これについて、「NTTドコモ」は、今回の調査結果を「尊重すべきものだと考える」としながらも、「電磁波は、総務省が定める基準値以下になるよう運用しており、健康への悪影響はないと考えている」と話している。