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ドイツ全土で反原発デモ、約16万人が参加

2011年5月29日 13:15

 ドイツ全土で28日、反原発を訴えるデモが行われ、約16万人が参加した。

 デモは環境保護団体などの呼びかけで行われた。首都・ベルリンでは約2万5000人が参加、全ての原子炉を早急に停止するよう求めた。

 ドイツでは福島第一原子力発電所の事故を受け、老朽化した7基の原子炉の運転を一時的に停止した。これまで、原発を存続させる方針を取っていたメルケル首相は、地方選挙で反原発派の野党が相次いで勝利したことなどを受け、「脱原発」にかじを切っている。

 メルケル政権は全ての原子炉を約10年以内に廃炉にする方針を掲げているが、反原発派からは「廃止の時期をさらに早めるべき」との声が上がっている。