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沿岸部の富岡町と南相馬市、一時帰宅実施

2011年5月25日 13:11
沿岸部の富岡町と南相馬市、一時帰宅実施

 福島県では25日も、福島第一原子力発電所事故による警戒区域への住民の一時帰宅が行われている。

 今月10日に始まった一時帰宅は、25日は津波の被害を受けた沿岸部の富岡町と南相馬市の住民が初めて対象となる。

 25日午前9時頃、一時帰宅の拠点になっている福島・川内村の体育センターに富岡町の25世帯40人が集合し、国の担当者から説明を受けた後、防護服に着替えた。これまでの一時帰宅で、「防護服が動きづらい」との声が上がったことから、上着とズボンが分かれたセパレートタイプの軽装になっている。住民は順次バスに乗り込み、午前10時半頃に警戒区域の中に入り、自宅へ向かった。

 また、富岡町は福島第二原発の立地地区でもあることから、25日は「東京電力」からあらためて謝罪もあったが、住民は怒りを抑えた表情や冷静に聞く表情など反応は様々だった。