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JR北陸本線で10日間、赤信号点灯せず

2011年5月22日 12:59
JR北陸本線で10日間、赤信号点灯せず

 福井県のJR北陸本線にある信号機で、10日にわたり赤信号が点灯せず、列車の衝突事故につながりかねない状態だったことがわかった。

 問題の信号機は、福井・あわら市のJR北陸本線芦原温泉駅から北に2キロにある上り線のもの。「JR西日本」金沢支社によると、21日午前、貨物列車が通過しても信号が青のままなのを近くにいた作業員が発見し、復旧させるまで特急列車など12本に最大30分の遅れが出た。信号が赤に切り替わらないと、次の信号がある1.3キロ先までの区間は列車はいないとみなされ、衝突事故にもつながりかねない危険な状態だった。

 JR西日本は、11日に信号工事をした際の配線ミスに加え、工事後の動作確認が不十分だったとみて調べている。