海外からも…子育てママへの支援の輪

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海外からも…子育てママへの支援の輪

< 2011年5月21日 4:56 >
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 東日本大震災の被災地では、乳児を育てる母親への支援の輪が海外にも広がっている。

 宮城・石巻市で活動するNPO(=非営利組織)法人「地球の楽好」の小柳明子さんは、スーパーの店頭で乳児を持つ買い物客に声をかけ、イギリス製の使い捨て哺乳瓶や、常温で5か月間保存できるフィンランド製の調乳済みミルクを配った。調乳済みミルクは常温で5か月間保存できる。これらは日本には輸入されていないものだが、「いろいろな方の善意によって入ってきた」(小柳さん)という。

 石巻市では、今も水道などが十分に復旧していない。しかし、子供の泣き声などを気にして避難所には行かず、「在宅避難」をする親が大勢いる。哺乳瓶を持って避難所の学校に行って水をもらい、家に戻ってからミルクを与えるという母親もいる。

 また、イギリスからは伝統的に「子育て万能布」として知られている大判のガーゼも届いている。乳児の口を拭いたり、よだれかけ代わりに使ったりできる他、体をくるむこともできる。これまでに3600枚以上が宮城や福島に送られていて、発起人・朝岡さやかさんは「(大きいので)汚れにくく、洗濯(の回数)が少なくてすむ」と話す。

 小柳さん自身も3人の娘を持つ母親で、「同じ母親の苦労がわかる」と、震災直後から活動を始めた。しかし、宮城・多賀城市にある小柳さんの家は津波の被害に遭い、1階には泥が押し寄せた。しばらく車で寝泊まりした後、避難所で約20日間過ごした。

 「とりあえず、命と家があるといえばあるから、自分はまだましな方」という気持ちが小柳さんを突き動かしている。困っている母親たちをまだまだ助けなくてはならない-小柳さんの活動は休むことなく続いている。

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