政府の要請を受けて「中部電力」が運転停止を決めた浜岡原子力発電所（静岡・御前崎市）の停止作業が、１２日にも始まることがわかった。

　中部電力によると、すでに運転停止に向けた準備作業が始まっており、現在稼働中の４号機と５号機のうち、４号機の停止作業を１２日にも始めるという。停止作業は、発電機の出力を徐々に落としていき、７時間から８時間で発電が止められる。その後、１日程度で原子炉が１００℃未満になり、「冷温停止」の状態となる。４号機は１３日にも停止し、その後、速やかに５号機の停止作業に入るという。

　中部電力・水野社長は「津波対策が完了し次第、再度、稼働させたい」としている。