菅首相が６日夜に静岡・御前崎市にある浜岡原子力発電所の全原子炉を停止するよう「中部電力」に要請したことを受けて、地元の自治体では様々な意見が出ている。

　御前崎市・石原茂雄市長は７日午前の会見で、地元自治体としての見解を示した。石原市長は「国が原子力発電が危険だ、不安だと思うならば、東海地震があるだろうといわれる浜岡原子力発電所だけをとめるのではなく、全ての原子力発電所の見直しをするべきではないか」と述べた。

　また、静岡・川勝平太県知事は６日夜、政府の判断を支持する考えを示した。静岡県は週明けにも、国の判断や今後の対応について、経産省の原子力安全・保安院に説明を求めることにしている。