×

イエローキャブ、日産車に 13年から順次

2011年5月4日 10:52

 アメリカ・ニューヨーク名物のタクシー「イエローキャブ」が、13年から順次、「日産自動車」の車に統一されることが決まった。3日、ニューヨーク市・ブルームバーグ市長が会見で明らかにした。

 イエローキャブを環境に優しく、観光資源としてもアピールするため、車種の統一を決めたニューヨーク市。1万3000台(総額800億円)の受注を目指し、最終選考に残ったのは日産とアメリカの「フォード・モーター」、トルコのメーカーだった。

 会見では、なぜアメリカのメーカーにしないのか、地元メディアから質問がブルームバーグ市長に集中した。日産は、電気自動車をアメリカにいち早く投入しており、電気自動車タクシーへの期待も理由になったという。

 車両の入れ替えは13年から順次、始まる。新しいイエローキャブで環境に優しい都市に近づくのか、ニューヨーク市の挑戦は続く。