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福島県、警戒区域内の衰弱した家畜を処分へ

2011年4月24日 20:37
福島県、警戒区域内の衰弱した家畜を処分へ

 福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内の警戒区域にいる家畜について、福島県は24日、25日から殺処分を行うことを明らかにした。

 福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域には、牛4000頭、馬100頭、豚3万匹、鶏63万羽の家畜がいる。この地域では、家畜が野生化している他、施設内に死んだまま放置された状態となっている。

 このため、福島県は24日、弱っている家畜を所有者の同意を得た上で殺処分することを明らかにし、すでに死んだ家畜については、消石灰をまいてブルーシートで覆うなどの衛生対策を取ることにした。

 殺処分は、25日に福島・南相馬市から始める予定で、放射線量の高い福島・双葉町などは状況を見ながら判断することにしている。