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露の調査船、放射性物質の海への影響調査へ

2011年4月22日 23:21

 事故が起きた福島第一原発から流出した放射性物質の海への影響などを調べるため、ロシアの調査船が22日、ウラジオストクを出港した。

 調査船には、放射能や海洋学の研究者に加え、気象庁や非常事態省の担当官ら様々な分野の専門家14人が乗り組んでいる。船は、海水と大気中に含まれる放射性物質が福島第一原発から漏れ出したものかどうか判別する測定器を備えている。さらに、放射性物質の拡散状況や自然環境への影響なども明らかにできるという。

 調査船は津軽海峡から太平洋に抜けた後、約1か月にわたって日本周辺や千島列島沿いの海域を調べることにしている。