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9か月後にすぐ戻れる計画ではない~枝野氏

2011年4月19日 2:01
9か月後にすぐ戻れる計画ではない~枝野氏

 枝野官房長官は18日夜、日本テレビの「NEWS ZERO」に出演し、「東京電力」が発表した福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた工程表について、避難住民が9か月後にすぐに戻れるという計画ではないと強調した。

 枝野長官「(避難住民が)9か月後から早いところは戻れる可能性があるということで、過剰な期待を持たせて裏切ることになってはいけないので、今避難いただく、あるいは、これから避難いただく地域全てに、9か月後にすぐにお戻りいただける計画ではありません」

 また、工程表が東京電力の名前で発表されたことで、「政府が責任を避ける思惑があるのでは」との質問に対し、枝野長官は「それは全くない。東京電力と政府が一体となって責任を負っているのは、はっきりしている」と述べた。

 さらに、枝野長官は、福島第一原発事故の情報を政府や東京電力、経産省の原子力安全・保安院などが個別に発信していてわかりにくいため、一元化すべきとの指摘に対しては、「事態が一定の落ち着きを見せている中では、一定の整理をして伝える必要があるのではないか」として、一元化に向けた準備を進めていることを明らかにした。