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15歳未満に国内初の脳死判定

2011年4月12日 10:42
15歳未満に国内初の脳死判定

 去年7月に改正臓器移植法が施行されて15歳未満の子供も臓器提供できるようになったが、12日、国内で初めて10歳代前半の子供が脳死と判定された。

 日本臓器移植ネットワークによると、脳死と判定されたのは、関東甲信越地方の病院に入院していた10歳代前半の子供。家族が臓器の提供を承諾し、12日午前7時半過ぎに2回目の脳死判定が終了し、脳死と判定された。

 15歳未満の子供の脳死判定は国内で初めて。脳死と判定された子供は、臓器の提供に関して意思表示はしていなかったという。

 去年7月に施行された改正臓器移植法では、家族の承諾があれば15歳未満の子供も臓器提供ができるようになった。