東日本大震災で被災した東北地方の知事らが１１日、臨時の知事会を都内で開き、被災者の生活再建を支援するための新たな基金の創設など国に求める要望をまとめた。

　都内で開かれた臨時の知事会には、東北地方６県や北海道、新潟県の知事らが出席した。会議の冒頭、知事らは震災の復興に向け、東北・北海道が一丸となって取り組んでいく姿勢をアピールし、被災者の生活再建を支援するため、住宅の確保や全額国の負担による新たな基金の創設などを政府に要望することで合意した。

　また、被災した地方自治体への財政的な援助や原子力災害により被害を受けている農林水産業への支援などを政府に求めている。