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震災から1か月 仙台市で巡回相談始まる

2011年4月11日 10:54
震災から1か月 仙台市で巡回相談始まる

 東日本大震災の発生から11日で1か月。今なお約15万人が避難生活を強いられている。このうち、約3000人が避難している仙台市で11日、避難している全ての世帯を対象に、今後の生活への悩みを聞き取る巡回相談が始まった。

 津波による大きな被害を受けた仙台市若林区の六郷中学校では、仙台市の避難所で最も多い約350人が避難生活を送っている。避難生活を送っている人たちに話を聞いてみると、最も大きな問題は、住宅だという。自宅に流れ込んだガレキの量が多く、片づけが進んでいない上、仮設住宅の建設のメドも立っていないため。

 こうした今後の生活への課題に対し、仙台市は11日、市内の避難所を回って、悩みなどを聞き取る巡回相談を始めた。六郷中学校には午前9時半頃、仙台市の職員3人が来て、相談を始めている。仙台市は、行政としてできる支援制度の紹介などを行うことにしている。