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南三陸町、身元不明の39遺体を合同供養

2011年4月9日 18:07
南三陸町、身元不明の39遺体を合同供養

 東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた宮城・南三陸町は、まだ身元がわかっていない39人の遺体を火葬することを決め、9日に合同供養を行った。

 南三陸町では、これまでに見つかった425人の遺体のうち、81人の身元がまだわかっていない。身元不明の遺体は、町の施設に安置されてきたが、傷みが進んだ39人について、町は火葬することを決めた。9日の供養には町長らが参列し、冥福を祈った。町は、遺体の写真などを管理し、火葬後も身元確認を行っていくことにしている。

 一方、7日の余震で、ライフラインなどへの影響も深刻となっている。宮城県によると、25市町の全域もしくは一部地域で断水となっている。このうち宮城・東松島市では、余震前には市内の約86%が復旧していたが、再び全域で断水となった。復旧は来週後半くらいになるという。