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余震で停電 緊急地震速報の発表に影響も

2011年4月8日 20:27

 7日夜に宮城県沖で発生した東日本大震災の余震で、東北地方にある気象庁の地震計などに影響が出ている。このため緊急地震速報が適切に発表できないおそれもあるとして、気象庁は復旧を急いでいる。

 7日午後11時30分頃に起きた最大震度6強の余震では、「東北電力」管内で大規模な停電が発生した。この影響で、8日午前10時現在、気象庁が緊急地震速報の発表に使っている東北地方の地震計26か所のうち12か所でデータを入手できない状態になっている。このため、気象庁は、緊急地震速報の発表が遅れたり、最悪の場合、発表できなくなったりする可能性があるとしている。

 気象庁は、非常用電源に交換する作業などを急いでいる。