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余震 東北地方の原子力関連施設への影響は

2011年4月8日 20:02
余震 東北地方の原子力関連施設への影響は

 7日夜に宮城県沖で発生した東日本大震災の余震による、東北地方の原子力関連施設への影響は以下の通り。

 青森・東通原子力発電所では、外部からの電源が遮断され、非常用ディーゼル発電機が稼働した。現在は電源の一部が復旧し、異常はない。

 青森・六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場でも同じように非常用のディーゼル発電機が稼働したが、現在、外部の電源と接続する作業が進められており、8日のうちにも復旧する見通し。

 宮城・女川原子力発電所でも、外部からの電源3系統のうち一時2系統が遮断されたが、1つが回復し、2つの電源系統で原子炉などを冷やす機能を維持している。また、地震の揺れで使用済み燃料プールの水が床にこぼれたり施設の一部にひびが入ったりしたが、今のところ安全性には問題ないと発表されている。

 福島第一原子力発電所と第二原子力発電所は、ともに設備に異常はないと発表されている。