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義援金の分配、死者と不明者は一人35万円

2011年4月8日 17:56
義援金の分配、死者と不明者は一人35万円

 東日本大震災の義援金について、被災者に配る基準が8日に決まり、死者と行方不明者は一人当たり35万円となった。

 6日までに「日本赤十字社」と「中央共同募金会」に寄せられた義援金約1300億円のうち、一部について配分を決める義援金配分割合決定委員会の会議が8日、厚労省で開かれた。その結果、死者と行方不明者は一人当たり35万円、住宅は、全壊と全焼の場合と、福島第一原発の半径30キロ以内にある場合は、世帯ごとに35万円が配分される。住宅の半壊と半焼の場合は18万円となる。

 こうした被害の件数に応じた額がまず県などに配られ、その後、被災した世帯に実際に渡る額は、県などが作る会議が決める。

 ケガ人や床上浸水など他の被害への配分は、今後の会議で検討することになった。