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花見や屋形船 “自粛”ムード変わり始める

2011年4月7日 21:25
花見や屋形船 “自粛”ムード変わり始める

 東日本大震災を受け、花見の“自粛”のムードが変わり始めている。

 東京・中央区の公園では、花見の宴会の自粛を呼びかける看板を撤去した。中央区水とみどりの課・石田純一課長は「経済に対する影響が、自粛によって出てきている」と話した。

 一方、予約の9割がキャンセルになった墨田川の屋形船では、9日と10日、無料で船を出し、被災地への義援金を募るイベントを開催する。

 被災地からは、「自粛ムードで経済を停滞させてほしくない」という声も上がっている。自粛するのではなく、あえて花見をすることで、被災地復興につなげたいという取り組みが広がっている。