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M5以上の余震 観測史上最多の394回

2011年4月7日 18:08

 東日本大震災の余震は、観測史上最多の回数を数えている。気象庁は、しばらくの間は余震に対する備えを緩めないでほしいとしている。

 東日本大震災の余震は、7日午前6時までにマグニチュード5以上のものが394回発生した。この回数は、これまでに国内で最も余震活動が活発だった94年の北海道東方沖地震の約4倍に上る。気象庁は、今後もしばらくの間は余震に対して備えを緩めないでほしいとしている。

 被災地域では、度重なる余震で建物が倒壊する危険が高まっている。気象庁は、壊れた建物の中や近くで作業をするときには、揺れを感じたらすぐに逃げられるように安全を確保して作業を行ってほしいと呼びかけている。

 また、岩手県沖から茨城県沖にかけての余震域以外についても、東北地方内陸部や東海・北陸地方で、地震回数が東日本大震災以前の約2倍に増えた。気象庁は、被災地域以外でも日頃から地震への備えを十分してほしいと話している。