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数値高い7地点で農地の土壌を再調査 福島

2011年4月7日 17:59
数値高い7地点で農地の土壌を再調査 福島

 福島第一原子力発電所の事故を受けて福島県が農地の土壌調査をした結果、7つの地点で放射性物質の数値が高いことがわかり、県は7日から再調査している。

 県内産の一部の野菜から国の基準を超える放射性物質が検出されたことを受け、県は福島第一原発の避難地域を除く70の地点で農地の土壌調査をした。その結果、伊達市月舘町、川俣町、二本松市、本宮市、大玉村、郡山市日和田町、飯舘村で放射性物質の値が高い数値が出たため、7日から再調査に入った。

 県は、先月、田植えや種まきなど農作業を自粛するように求めており、稲の作付けに関する国の方針を受けて今後の対応を示したいとしている。ただ、「7つの地点以外には自粛を求めない」考えで、県としては7地点以外については事実上、農作業の自粛を解除した形。