被災地への支援物資 いいモノ・困るモノは
東日本大震災の被災地に届けるため市民から提供された支援物資には、目的に合わないものもあり、受けつけた自治体での仕分け作業に影響も出ている。被災地が必要としている支援物資について整理した。
【必要な支援物資】
◆食品
パンやおにぎりなど、手を加えずにすぐ食べられるもの
レトルト食品や缶詰など、日持ちする保存食
◆着替え
下着や靴下など
◆衛生用品
殺菌スプレーやぬれティッシュ、ハンドソープ
歯ブラシ、歯磨き粉、入れ歯安定剤や入れ歯洗浄剤
生理用品など
【生活必需品以外】
◆清掃用具
ほうき、ちり取り、ぞうきん、バケツなど
◆学用品
紙、筆記用具、ノートなど
◆玩具
積み木、人形など
【送られて困る物資】
色々な品物が交ざった段ボール箱
消費期限のわからない食品や、消費期限が切れている食品
日持ちしない生もの
クリーニングされていない古着など
震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県では、いずれも個人からの直接の物資支援は受けつけていない。個人で支援物資を送りたい場合は、物資を送る前に自治体やNGO(=非政府組織)などに問い合わせをすることが必要となる。