「東京電力」が、福島第一原子力発電所で低濃度の汚染水を海に放出したことについて、鹿野農水相は５日、「国民の安全・安心への関心は強い」として、水産物への影響調査を強化する考えを示した。

　これまで、水産物への影響調査は千葉・銚子港で水揚げされた海産物を対象に１週間に一度実施していたが、今後は２日に一度実施するとしている。これに加え、茨城・那珂湊港で水揚げされた海産物に対しても茨城県と協議して調査を実施することにして、結果を国民に示していきたいとしている。