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宮古市の津波、高さ約38メートルに達する

2011年4月4日 10:42
宮古市の津波、高さ約38メートルに達する

 東日本大震災で津波被害を受けた岩手・宮古市で、津波の高さが37.9メートルに達していたことがわかった。

 3日、東京大学地震研究所が宮古市田老の小堀内漁港で行った調査によると、漁港裏にある崖の途中で漁具などが見つかったという。これは、津波が斜面を駆け上がった痕跡ということで、海面からの高さを測ったところ、37.9メートルに達していた。

 国内では、1896年の明治三陸地震の津波の時に岩手・大船渡市綾里で記録した38.2メートルが最大とされているが、これに匹敵する過去最大級の津波だったことがあらためてわかった。