東日本大震災の被災地では、いまだ多くの人たちが避難所などで不自由な生活を強いられている。被災した人たちは今、何を伝えたいのか、話を聞いた。

　◆福島・いわき市の湯本高校より
・鈴木悦子さん（６３）「青森のじいちゃん、ばあちゃん、みなさん、元気にしてます。心配しないでください」

・三本木梨央さん（９）「お父さん、元気だよ。心配しないでね」

・三本木志歩さん（１６）「しばらく会ってない友達のみんな、私は元気にしてます。みんな元気かな？早くみんなに会いたいです」

・高木秋弘さん（４２）「今回被災された方々、僕たちも頑張ってますので力を合わせてこの苦難を乗り切っていきましょう」

・伊藤保幸さん（５９）、ミスズさん（５４）、博幸さん（１８）、昌幸さん（２０）「福島の野菜、一度ダメと言ったものは元には戻りません。だから、そういったこともキチッとした報道をしてほしいです。私たちの願いは、これから前に進みたいので、後戻りはできません。そこんとこをキチッとした報道をしてほしいです。よろしくお願いいたします」

　◆岩手・陸前高田市の第一中学校より
・佐々木鈴華さん（１３）「今度中学２年になる佐々木鈴華です。今はボランティアを頑張っています。早く学校が始まってほしいです」

　◆宮城・南三陸町のベイサイドアリーナより
・熊谷和真くん（１０）「村松岳美じいちゃんを捜しています。ベイサイドアリーナにいるので、見つけたら連絡ください」

・熊谷朝美さん、熊谷京ちゃん（４）「子供が３人いるんですけど、小学校がこの先どうなっていくのかと、保育所に預けられないのと、私も車を失ってしまったので、そのローンが多額に残ってしまったので働きたいので、保育所がいつから預かってくれるのかというのがすごい不安で。その連絡も一切ないので、早くそこら辺を連絡してほしい」

　◆宮城・南三陸町の志津川郵便局より
・志津川郵便局臨時出張所の岡島由隆局長（４６）「志津川郵便局長の岡島です。全員１６人、避難をして無事で、今日、みなさんに日頃の感謝を込めて、元気を与えるために、今日から臨時出張所を開設しております。精いっぱい、皆様のために努力をして力になりたいと思っておりますので、みんなでこの危機を乗り越えていきたいと思います。よろしくお願いします」