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笑顔がいっぱいになるように…被災者の声

2011年3月31日 22:00
笑顔がいっぱいになるように…被災者の声

 東日本大震災の被災地では、31日も多くの人たちが避難所などで不自由な生活を強いられている。被災者は今、何を伝えたいのか、話を聞いた。

 ◆岩手・陸前高田市の地竹沢公民館より
・大和田明美さん(34)「ボランティア活動をしてくださる方々、全国の皆様に対し、本当に心から、ありがたい気持ちと申し訳ない気持ちといっぱいでございます。本当に、本当に、ありがとうございます」

 ◆岩手・陸前高田市の第一中学校避難所より
・吉田美里さん(15)「きょう、中学を卒業しました。高校が津波で流れてしまったので、早く復興してほしい。そして、吹奏楽部に入る予定だったので、吹奏楽部をやりたいです」

 ◆岩手・山田町の山田高校より
・昆美穂さん(32)、想一郎ちゃん(1)「せっかく助かった命ですので、この子の笑顔がいっぱいになるように、明るく育てていければいいなと思います」

 ◆岩手・宮古市の宮古小学校より
・吉田繭さん(11)「宮古小学校の吉田繭です。みっちゃんへ。こっちはみんな元気です。まみちゃんは元気ですか。また一緒に遊ぼうね」

・阿川比奈さん(11)「宮古小学校の阿川比奈です。友達とかで電話できない人がいるので、電話をちゃんとできるようにしたいです」

 ◆宮城・松島町の松島センチュリーホテルより
・高橋幸二さん(60)「ここは日本三景の一つ、松島でして、日頃からこの島々で観光が栄えてきた。今回は、島々で助けられた部分がございます。これから一つずつ、復興に向けて頑張りたいです」

 ◆宮城・松島町の松島水族館より
・田中悠介さん(26)「今回、震災の被害を受けた動物園、水族館の一つということで、皆様から本当に励ましのメールや応援のお手紙をたくさんいただきました。今、マリンピアのスタッフ一同、皆様がまた遊びに来られるように復旧作業に努めていますので、動物たちとまた待っていますので、皆さん、ぜひ松島水族館に遊びに来てください」

 ◆宮城・松島町の松島港より
・島めぐり観光船企業組合・久保田義和さん(42)「松島町内全員が頑張って復興作業に進んでいますので、東北全部が元気になるように松島をスタート地点として考えています。東北の皆さん、頑張りましょう」